ギャラリーGALLERY
2021年01月19日
飾り瓢箪 山元春挙 銘「福俵」歌自筆
昭和三年 御大典の年
昭和三年の御大典の年のお祝いに、画家の山元春挙が瓢箪に「福俵」という銘で歌を詠んでいます。
豊年の兆し見へけりしずの夫が米の水さへひきつめにして
でしょうか、、
福俵の銘に相応しい、豊かで愛でたくなるフォルムの瓢箪です。
お正月や初釜、めでたいお席の床飾りに如何でしょうか。
紐も色あせなく、リキも有ります。栓も凝っています。
山元春挙の署名と花押です。
時代の桐箱に収まっています。
サイズ 高さ15,3cm × 径9,8cm
山元春挙
日本画家。1871年(明治4)11月24日滋賀県大津市に生まれ。本名金右衛門。野村文挙(ぶんきょ)、森寛斎(かんさい)について円山・四条派を学び、1890年(明治23)の第3回内国勧業博覧会で褒状を受けるなど写実性豊かな風景画をもって京都画壇で頭角を現しました。1891年竹内栖鳳,菊池芳文らと青年画家懇親会を興し,早苗会を主宰し多くの後進を育てました。1907年(明治40)の第1回文展から審査員、1909年には新設の京都市立絵画専門学校教授。1917年帝室技芸員,1919年帝国美術院会員。また諸外国の展覧会に出品,1926年フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を受章。円山派の伝統に西洋の遠近法や写実描法を持ち込み、代表作は『法塵一掃(ほうじんいっそう)』『雪松図(せっしょうず)』『塩原の奥』などがあります。(昭和8)1933年7月12日京都市で死去。63歳でした。
お買い上げ 有難うございました。