樂家 八代得入作の黒すずめ香合です。

元は金溜に作られた様で、目や口そして羽の部分など箆で低くなってる部分には金が残っています。

黒釉は父である七代長入と同質の艶やかな釉調です。

得入（1745〜1774）は29歳で夭逝していますので、作陶期間は短く伝世する作品は少ないです。

丸くデフォルメされた雀はとても愛らしい姿で手に収まります。

炉の季節に長く使っていただける香合です。

傷や直しなく大変良い状態で、金の剥落等時代の味わいがあります。

無印　蓋と身双方に三箇所ずつ目跡があります。

詳細は画像をご覧ください。

サイズ　直径約6.3cm  高さ約3.6cm

樂家 十一代慶入の極箱に収まっています。

 

 

売却済です。