用語集GLOSSARY

竹内栖鳳 たけうちせいほう

竹内栖鳳は、1864年12月20日(元治元年11月22日)に京都市中京区の川魚料理屋の一人息子として生まれました。戦前の日本画家です。近代日本画の先駆者で、画歴は半世紀に及び、戦前の京都画壇を代表する大家です。本名は恒吉。最初は棲鳳と号しました。霞中庵の号もあります。

土田英林、幸野楳嶺に師事。円山四条派の伝統的写生を基本としながら、その中に西洋画の写実性を取り入れた新画法を生み出しました。動物を描けば、その匂いまで描くといわれた達人であったそうです。

1891年(明治24年)には山元春挙、菊池芳文らと共に青年画家懇親会を興しています。帝室技芸員。第1回文化勲章受章者。1942年(昭和17年8月23日)没。